日々の所感

活字と時間。「ポストにチラシを入れないでください」

我が家の郵便ポストには「ちらし・フリーペーパー 無断投函お断り!」のステッカーが貼ってあります。

数年前に張り付けてみたのですが、それ以来チラシが投函されることはほとんどなくなって非常に快適です。

(多少はあるけれど)

チラシの投函が異様に多い……とかではなかったのですが、特にいらないものが入ってることしかなく、結局すべて捨てるだけなので最初からもらわないほうが良いなと判断したわけです。

チラシが読みたかった頃

例えば引っ越してきてすぐの頃は、近所に何があるのかわからないので多少はチラシが入っていたほうが「近くにこんな店あるんだなぁ」と気づくことができていいかなと思っていました。

数年それで過ごしていてもチラシで知ったお店や施設に行くことは特になかったので、「いらないのでは…?」と気づいたんですよね。

鍼灸院とエステと脱毛のチラシが死ぬほど多かった!

子供の頃は新聞の折り込みチラシが楽しみだった

私は読書が好きな子供でしたが、それ以外にもお菓子や日用品のパッケージ、家電の説明書…目に入る文字はとにかくなんでも読みたい活字中毒気味なところがあり新聞に折り込まれてくるチラシがものすごく楽しみでした。

文字がたくさん並んでいますからね。

特にほしいものがあるわけじゃなくても、おもちゃ屋やユニクロのチラシをひたすら読む。

仕事を探しているわけじゃなくても、求人広告をひたすら読む。

求人広告は特に写真が少なくて文字が多いので結構気に入っていました。

読書のコスト

本を読むのは大好きでしたが、子供にはたくさん買えるお金がないのでもっぱら地域の図書館に通っていました。

ただ、借りられる冊数には限度がありますし、定期的に返却してまた借りて……の繰り返しですから、子供心に不便だと思っていました。

子供の足で自転車をこいで家から10分ぐらいのところにある図書館に毎日行くことはできませんので、新聞に入ってくるチラシやポストに投函されるチラシは、めちゃくちゃありがたい活字供給源だったんですよね。

だいぶ昔の話ですからそうそう気軽にネットを使う日常はありませんでしたので、今考えてみると「文字を読む」はお金や時間や手間をかけなければ得られない行為…という面が強かったような気がします。

インターネットに無料の活字

今はネットをひらけばいくらでも文字を読むことができます。

ツイッターとかありがたいですよ。

あんなにたくさんの文字が無料で読めますからね。

(先日「X」に改名?されましたがURLは「twitter.com」なのでツイッターと呼び続けてもいいのではないかと思っています)

そういうものを気軽に得られるようになったので「チラシ」を欲することがなくなったのですが、しばらくその事実に自分では気づいていなくてですね…。

惰性や習慣でチラシにも目を通していたんだとおもんですよね。

そういう移行期間のような時間が過ぎていって「あ、そうか、チラシいらないのか…」といつの間にか気づいたんでしょうね。

おかげで「チラシお断り」のステッカー貼り付けにつながり、大変快適な日々を送っています。

活字中毒からのノイローゼ気味になりそこから脱したことも影響しているかもしれませんがそれはまた別の記事で。

人生の無駄な時間が少し減る(QOLの向上)

「チラシお断り!」のステッカーをポストに貼ることで得られたのは

・ポストをあけた時に入っているのは必要な手紙類だけ

必要なものしか入っていないのでポストをいろいろなチラシの下のほうに宅配便の不在表が紛れている…といった事態が起きにくい。

・重要かどうかを仕分けして捨てる作業をしなくていい

チラシなんだけど封筒にいれて綴じてあるタイプのものがあって、何か大事な手紙じゃないのか一瞬だと判別できないことがあります。

これ地味に面倒です。

大事な郵便物を間違えて処分することが無いように一回確認してから捨てなきゃならないので。

部屋にもっていってから「あ、これただのチラシだ…」ってことが何度も。

 

家に帰ってくるたびに「要・不要」の判断を強いられ、それを分別して捨てる手間をさく…。

これを何年もし続けていたらトータルでどれだけの無駄な時間になるのかな?と考えたら、「チラシSTOP!」の思想に至りました。

新しいことを何かするのって結構面倒じゃないですか?だからなかなか重い腰が上がらないのだけど…

でもそこで「えいや!」っと行動することで、そのあとのたくさんの無駄を削れるので、動いたもん勝ちかなと。

結構いろいろな人に影響するかもしれない?

マンションの郵便ポスト周辺にチラシ処分用のごみ箱が置いてあるのですが、それでもその周りにチラシが散乱していることがあってびっくりします。

ざばっと捨てようとして周りに散っちゃったりとかね…あると思うけど、拾って捨てなさいな…といつも思っています。

それを度々繰り返すのであれば、「チラシお断り!」のステッカー…貼ってみたらいいんじゃないかなって私は思っています。

管理会社のスタッフがそのあたりはお掃除したりしてくださっているのだと思うだけどしなくていいにことしたことはないし。

そもそも入居時に管理会社から必要な人にステッカーを配って張り付けてもらったら、掃除の手間などが多少減っていいのでは?と知らん会社の業務改善について考えてしまう今日この頃です。

しなくていいことはしなくて済むように、システムをつくっておきたい派です

【今回のポイント】
・今動くと後で楽になる
・「チラシおことわり!」のステッカー結構おすすめ
・活字中毒者は、いらん広告でもなんでもとりあえず読む
・面倒なことや大変なことは最初の段階でシステムに組み込むのが吉!

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